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思い出の1頭ハギノカムイオーに合掌

 先週土曜日の地震には驚いた。ちょうど前日にほっともっとスタジアムに「オリックスVS日ハム戦」を観に行き、三宮で呑んでそのまま宿泊した早朝に地震。カプセルホテルの上段に寝てたため半端ない揺れ方だったが、その時何もできなかった自分にはショックでした。

 ショックと言えば10日に老衰のため亡くなったハギノカムイオー。34歳の大往生だったとはいえ、昭和の名馬がまた1頭いなくなるのは実に寂しい。ハギノカムイオーと言えば母イットー、姉に桜花賞馬ハギノトップレディを持つ「華麗なる一族」。それ以上に同馬を有名にしたのは、当時のセリとしては史上最高額となる1億8500万円の落札額。まだ社台のセレクトセールがなく、日高軽種馬協会で行われたセールで、今ではちょっと考えられませんが、馬産地日高が繁栄していたいい時代だったことを物語っています。

 記憶が正しければハギノカムイオーは夏の函館デビューを目標に調整されていたが、骨折で年明けまでデビューが延びたはず。デビュー戦快勝後は桜草特別→スプリングSと連勝し、3連勝で臨んだ皐月賞は当然の1番人気となったが、道中競り込まれまさかの16着大敗。当日の競馬中継では番組開始からレース直前までハギノカムイオーの特集を放送し、レコードになっていたハギノカムイオーの歌まで流していたほど。なぜこんなに覚えているかというと、自分もハギノカムイオーのファンでレコードまで待っていたからです。今でも「勝つべき定めのカムイの王よ」のサビの歌詞は覚えているから自分でも驚き。ちょうど競馬に興味を持った時で、僕の思い出の1頭。あれから30年経ったんだと思いつつハギノカムイオーに合掌。

(栗東調教班・安藤浩貴)

2013年04月17日