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高速馬場の反動がないことを願う

 皐月賞は見事1番人気に応えロゴタイプが優勝し、まずは一冠目を奪取した。2歳王者が皐月賞を制した過去の例を上げればナリタブライアン、ミホノブルボンの名前が真っ先に浮かぶ。ともに共通するのは2冠目のダービーも制し、前者に至っては歴史的な3冠馬となったのは言うまでもない。タイプこそ違えど、名馬に匹敵する力と可能性を持っているだけに、期待は大きく膨らむ。

 だがそれと同時に不安がよぎったのは筆者だけではないはずだ。先週の中山の芝コースは異様なスピード決着。コパノリチャードがつくった1000m通過が58秒0のハイペースだったとはいえ、時計はまさかのレコードタイム。とくに日曜日は33秒台の上がりをマークする馬が続出し、これはやりすぎでは?と疑問が出るほどの超高速馬場に様変わりした。

 レース後に「下が硬い」という声もあっただけに、強風の影響だけではないだろう。しかし毎年浮上してくるこの問題。「時計が速い=脚元の負担が増大」という図式は誰にでも考えられる事象(現に4着馬カミノタサハラが屈腱炎を発症)。これが全ての原因というわけではないが、有力馬らそろってこそ、話題性や盛り上がりが出るもの。さあこれからという完成し切っていない若駒たちにとってはあまりにも酷ではないだろうか。

(美浦調教班・石堂道生)

2013年04月18日