ジンクスを破れるか注目

　13―14年のＰＯＧで牡馬の一番人気候補に挙がっているのは、トーセンスターダム（牡、父ディープインパクト、母アドマイヤキラメキ）だ。実はこの馬、昨年のセレクトセールが行われる前から関係者の間ではかなり評判になっていた。「これは相当高くなるぞ」「いったい誰が落とすんだ」と皆の関心がこの馬に寄せられていた。結果は“トーセン”の冠で知られる島川隆哉氏が２億５０００万で落札。この日の最高価格となった。

　本馬が２歳になった今年、聞こえてくる評判は極上のもの。北海道で取材してきた弥永記者も「素晴らしい」と褒めたたえていた。

　セレクトセールの高額取引馬はＰＯＧ期間で結果を出さない、というのはＰＯＧプレーヤーの間では有名な格言。トーセンスターダムがこのジンクスを破れるのか―。見守っていきたい。

（美浦厩舎班・武山修司）

2013年05月05日