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デイリー、馬三郎を去っても“恩返し”を続けたい

 今年の第80回ダービーで当方は仕事納めになる。60歳の定年を過ぎ、66歳まで面倒を見てもらったが、ただただ感謝、感謝だ。初めてダービーを観戦したのが、学生時代の第35回(昭和43年)。勝ったタニノハローモアを狙ったが、相手のアサカオーが3着。2着はタケシバオーで、実に悔しい思いをしたことを、覚えている。

 結婚したのが、タニノムーティエが、皐月賞に続き、2冠を制した第37回ダービーの年。当時、中山に滞在していた担当の近藤昭厩務員に可愛がられ、その後も関西に遠征するたびに、お世話になった。

 3冠を目指していたタニノムーティエは、夏場、滋賀県の石山寺のカントリー牧場で放牧中。婚約中の彼女と訪問。京都競馬場に出向き、「あの3コーナーの下りをうまく乗れば」と説明を受け、5冠馬シンザンの銅像も紹介された。

 3冠馬への夢もノド鳴りで無惨にも散った。東上した弥生賞から単勝馬券を200円ずつ買っていた。負けると分かっていた菊花賞の馬券も購入した。結果は11着。それでも満足。夏場、ちょうど万博があり訪れたが、その暮れに競馬の開催の終了後に、結婚した。

 それから43年、あっという間のいろんな事の連続。区切りの年に引退するが、100回ダービーの時は、86歳。是非この目で見てみたい。馬三郎の読者諸君、お世話になりました。

 「ツルの恩返し」は競馬を離れても続きそうだ。

(美浦調教班・鶴谷義雄)

2013年05月09日