心は早くも函館へ!?

　この業界にとって、ダービーが近づいてきたということは、ローカルシーズンの開幕が目前であることを意味している。だから最近は、同業者とすれ違うと「夏はどこに出張するの？」があいさつがわりだ。

　筆者は３年連続で来月早々にも函館に赴く予定。ＣＳ放送で巨人戦を見ることを生きがいとしている人間にとって、２ヶ月弱、東京を離れることは非常につらいが、新鮮な魚、豊富な温泉があり、そして何より馬券が取りやすい滞在競馬でひともうけできるわけだから、致し方ないところだろう。

　一昨年はゴールドシップが、昨年はロゴタイプ、ローブティサージュが新馬勝ち。ここ２年はのちに世代の軸を担う馬が函館からキャリアをスタートさせている。恐らくは今年も金の卵が必ずや自分の目の前に現れるはずだ。それだけに、常に緊張感と張り合いを持って、職務を遂行して来ようと思っている。

　もちろん、２歳馬情報から馬券に直結するネタまで馬三郎のさまざまなコンテンツを通して皆さまにお届けする予定。その情報を基に、是非とも函館競馬をライブで観戦していただきたい。至近距離で見るレース、美しい函館山に、光り輝く海。間違いなく競馬観が変わります。

（美浦調教班・森元要輔）

2013年05月17日