いきなり注目！２歳の戦いがスタート

　２６日のダービーで今年のクラシック戦線はひと段落を迎える。そして、来週からは未来のスター候補の頂点を目指した戦いが始まる。栗東トレセンには２歳馬を示す緑ゼッケンを着けた若駒が、ビシビシ追い切りを消化している。

　なかでもキズナを叔父に持つクールオープニング（牡、父マンハッタンカフェ、母ファレノプシス、栗東・橋口）の調整が順調だ。２２日には坂路で意欲的な併せ馬を消化し、４Ｆ５５秒７―１３秒９（一杯）のタイムをマーク。ラストは３馬身遅れたが、自身の伸び脚は上々だった。コース追いでも素軽い動きを見せており、好仕上がりを見せている。

　もう一頭の注目馬はツィンクルソード（牡、父デュランダル、母ツィンクルブライド、栗東・松永昌）。坂路で福永を背に併せ馬をこなし、４Ｆ５６秒２ー１３秒７（馬なり）でしぶとく並入した。見栄えのする好馬体が印象的で、先々まで期待を持たせる雰囲気がある。ともに阪神でのデビューが予定されており、初戦から注目したい。

（栗東調教班・紺谷和彦）

2013年05月25日