注目は初登場の２頭とステイゴールド

　６月から２歳戦がスタート。フレッシュな若駒による新たな戦いが始まったが、2014年度以降のＰＯＧの参考になるビックイベント「セレクトセール2013」（７月８日、９日に北海道のノーザンホースパークで開催）も見逃せない。

　すでに上場馬のラインアップが発表されているが、注目ポイントのひとつは今年の当歳が初年度となるヴィクトワールピサ、ワークフォースの産駒だろう。ともに世界最高峰のレースを制したトップホース。ヴィクトワールピサは東日本大震災直後のドバイワールドＣを制し、日本に勇気を与えた特別な存在。血統、実績から成功が約束されており、高い評価を受けそうだ。ワークフォースは2010年の英ダービー、凱旋門賞を制した英国の至宝。ＳＳ牝馬の受け皿としても大きな期待を集めている。

　また、肌馬の質が大幅に上がっているステイゴールド産駒にどんな値段がつくかも興味深い。社台クループからも当歳、１歳を合わせて大挙16頭が上場を予定している。個人的に注目しているのが母ブライトメッセージの当歳牡馬。近親には天皇賞・秋を制したトーセンジョーダンがおり、毎年高額で取引される一族でもある。

　もちろん毎年、高額取引の上位を独占するディープインパクト産駒の熱のこもった競り合いもみどころ。馬三郎ではスマホ＆携帯サイトでセール結果を速報予定。現地からの取材情報も「競馬ニュース」で配信しますので、ぜひチェックしてみてください。

（編集部・妹尾和也）

2013年06月10日