毎度同じメンバーになりそうな函館開催

　函館に来て４週間が経ちました。１回函館も終わり、自分にしてみれば折り返し。もうひとつ言えばあと３週間しか函館にいれない！！出張前は勝手知った札幌とは違い知り合いもいないし、何となくテンションは上がらなかったが、「住めば都」とはよく言ったもの。本当にいい街で、いろいろな職種の人と出会い、知らないことをお互い教えたり教えられたりと、男女問わずたくさんの友人がつくれました。

　函館開催は入場者も少なく厳しい状況がずっと続いていますが、現地の方とお話をしていると、函館競馬を待っていた人は予想以上に多く、市民的にはそれなりの盛り上がりを見せているように思えるます。しかしながら、やはりふたを開けると入場者数は前年比マイナス。他県や道内の他の町から競馬を見に来る人が少なくなっているのが原因じゃないかとタクシーの運転手は分析してました。確かに駐車場を見ても大半が函館ナンバー。昔は札幌ナンバーや室蘭ナンバーもたくさん目に付いたことを思えば、タクシーの運転手の言っている事も間違っていないのかもしれません。

　それよりも原因は競馬の番組でしょう。これほどローカル色が強い北海道開催は見たことなく、２歳馬の入厩も良血馬が少なく物足りない。古馬勢も函館にしか入厩出来ないとなれば、馬の入れ替えも難しく毎度同じメンバー。今後開催が続いていくと、余計にこの傾向は強くなっていくと思います。

　ライヴで競馬が見られるのは夏の数ヶ月間しかない北海道。常に競馬ができる本州とは違い、道民みんなが楽しみにしている北海道シリーズ。開催をやらなければ離れていくのは当然。ＪＲＡには来年以降そのあたりを考慮して日程を考えていただきたいと思っています。

（栗東調教班・安藤浩貴）

2013年07月04日