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さまざまな夏バテ防止策

 夏本番ともなると、美浦トレセンは朝から30度を超える暑さに見舞われる。馬の夏バテを防止するために、厩舎ではさまざまな対策が講じられている。

 最もポピュラーなのは扇風機の設置。比較的安価であり、手軽な方法だ。ある調教師は、なるべく風が直接当たらないように「必ず“首振り”にする」とのこと。それほど気温の高くない夜には、タイマーで電源が切れるよう設定しているらしい。

 厩舎周りに打ち水するだけでも違うという。なかには「暑さに順応させることも大事」として、対策を必要最小限にとどめる厩舎もあるようだ。

 馬房の全面によしずを立てかけている光景もかなり多く見られる。聞くところによると効果は絶大だそうで、使用以前に比べて「夏の成績が上がった」と話してくれた調教師もいた。

 もちろんクーラーを完備している厩舎もある。コストとの兼ね合いになりそうだが、「やっぱり設置しているところは夏場でも走る」との声も。ただ「自然な環境ではないし、外へ出た時との温度差を考えるとかえって馬に良くない」という意見も聞かれた。

 ミストシャワーについても賛否両論。「カラッとした暑さの時には最高」としながら、「湿気がある時などは余計にジメジメしてしまう。それに雑菌が繁殖する可能性もある」と常設には慎重な調教師も多いようだ。

 夏場は体調管理が難しい。それでもこうした関係者の努力や工夫によって、各馬が最高の状態で競馬場に送り出されているのだ。

(美浦厩舎班・常木翔太)

2013年07月25日