サマーマイルシリーズを占う２年目

　昨年から新たに始まった「サマーマイルシリーズ」。これまでの「サマー２０００シリーズ」と「サマースプリントシリーズ」と同様、各対象レースに出走した競走馬の成績をポイント化して争われる。夏季の競馬開催を盛り上げる目的で始められたものだが、創設初年度の昨年は該当馬ゼロ。何とも寂しい結果となってしまった。

　対象レース（「中京記念」「関屋記念」「京成杯オータムハンデキャップ」）を１勝以上かつ１２ポイント以上獲得が優勝への条件となるが、この暑い時季に短期間で争うというのは非常に酷。そもそも３つのレースだけでシリーズとするのもどうか。秋のビッグレースを視野に入れていれば回避するのも自然の行為で、それが昨年の「該当馬ゼロ」という状況につながったのは極めて当然とも言えるだろう。

　今年は中京記念上位馬のほとんどが第２戦にも参戦してきたが、これが先々どう言った結果になるのか。じっくりと見守りたい。

（栗東厩舎班・赤木俊介）

2013年08月09日