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真夏の祭典に見た復活のヒント

 夏開催は普段と違って週末に比較的余裕があり、休日を取るスタッフも少なくない。かくいう自分もそのひとりで、4日は休みを取ってライオンマークでおなじみのプロレス団体が行うG1クライマックスの大阪大会を観戦してきた。

 ちなみにG1クライマックスとはA・B各グループに分かれて総当たりのシングル戦を行い、1位の両者が優勝を争う夏の祭典。今回で23回目を迎えるが、実は生観戦は今回が初めて。シングルマッチの連戦で多少、選手もお疲れ気味ではあったが、試合中はそんな面も見せず「いっちゃうぞ、コノヤロー!!」や「イャァオ!」のかけ声で場内の雰囲気を盛り上げ、スピーディー&ダイナミックな技の応酬で観客を大いに魅了した。

 試合以外の時間にもグッズ売店に積極的に顔を出し、快くサインに応じている姿(ヒールの選手でも)など、人気に陰りが見えると言われている格闘技業界だが、現場やスタッフの努力もあり、会場内の熱気は昔以上と言ってもいいほど。

 競馬をはじめとする公営ギャンブル復活のヒントが、業種こそ違えど、ここに隠されているような気がした。

(栗東調教班・城谷 豪)

2013年08月24日