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夏場のパドックではこの３点に注目！

　いよいよ夏競馬も終盤戦だが、厳しい暑さはまだまだ続く。「夏は格より出来」と言われているように、調整が非常にシビア。普段通りの運動量を消化すれば、夏バテのリスクは増える一方で、運動量を減らせば太め残りや追い不足の状態に陥ってしまう。小倉、新潟などの暑いところを主戦場にしている馬は、より細やかなケアが必要になってくる。暑さに強いとさていれるタイプでも、３戦目以上ならパドックでの見極めは必ず行う方がいいだろう。

　大まかな目安にしているのは以下の３点。

　�〔椶亮�りが黒ずんでくる。これは牡馬、牝馬ともに見られる夏バテの兆候。
　��牡馬なら睾丸が腫れる。もちろん全馬に当てはまるわけではないが、普段の倍ぐらいになって垂れ下がっている馬もいるほど。
　�４世鬚曚箸鵑匹�かない。この見極めは少し難しいが、暑い時季は汗をかくのが当たり前。人間でも太陽の下にいるだけで汗が垂れてくる。しかし、体内の水分が少なくなると汗も出なくなる。熱中症の兆候だ。ほとんど汗もかかず、トボトボと歩いているようなら注意は必要。個人的には多少、汗の量が多くても、活気があれば夏場は良しと見ている。

　夏場はパドックの気配から点数を絞れることが多い。効率よく稼ぐためにも、ぜひ参考にして下さい。

（栗東調教班・竹村浩行）

2013年08月28日