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覚えていて損はない道悪の鬼

 小倉出張が終わり、帰りの長距離移動で久々に腰痛が再発し、まだ気持ちの切り替えもできていなまま…。

 前回、当ブログを担当したのが1カ月半ほど前。小倉の開幕週だったため、その時と今ではテンションも雲泥の差だが、その時“絶好の馬場”と評した小倉の馬場も、最後の2週は連日の雨にたたられ道悪競馬で幕を閉じた。雨に笑った馬、泣いた馬もかなりいたが、ライブ観戦して自分なりに発掘した“道悪の鬼”を2頭ほど紹介しておきたい。

 1頭目は8月24日に不良馬場のダートで500万下を勝ち上がったジャマイカジョー(牡5歳、栗東・梅田康)。年齢的なものもあってか、最近は道中でのズブさが目についていたが、脚抜きのいい馬場になった前走で行きっぷりからして一変。もともと堅実は末脚は武器だったが、チョイ足りずで勝ちみに遅いイメージを一新する走りを見せていた。水の浮くような馬場はかなりの巧者だろう。

 もう1頭は8月31日の3歳未勝利戦(不良馬場)で4着に敗れたディオーサシチー(牝3歳、栗東・安達)。他馬がノメりまくるなか、馬場の一番悪い最内からスルスルとポジションを上げたが、勝負どころでバテてた馬をさばき切れずにブレーキをかけざるを得ない形に。万事休すかと思われたが、直線で態勢を立て直されてからは猛然と追い込み0秒2差まで詰め寄った。未勝利馬だけに今後の番組選びは苦心しそうだが、仮に格上挑戦の形でも道悪馬場になるようなら十分に通用する“鬼”とみて間違いない。

 道悪競馬の際は自分なりの見立てで“鬼”を発掘して、今後の馬券に生かすのも競馬の楽しみではないかと思う。

(栗東厩舎班・堀尾政宏)

2013年09月05日