馬券戦略の鍵を握る函館組

　今週の木曜日は朝５時の段階で温度計が１９度を示したように、この２週間で一気に気温が下がった栗東トレセン。これだけ急激に変わるとアラフォーの体もさすがに対応できず、週中から体調を崩すハメに…。鬼嫁に対する気遣いで精神的にやられたか、それとも出張続きによる肉体面の疲れか、どちらかは定かではないが、いずれにしても何らかの疲労で抵抗力が低下したことは間違いないだろう。休日はしっかり睡眠を取って、次週の仕事に備えたい。

　疲労と言えば、心配されるのが函館遠征組。特に先週は欧州競馬と見間違えるほどタフな馬場で行われ、世代を問わずタイムオーバーが続出した。相当酷な競馬を強いられただけに、レース後のダメージが気になるところだが、経験豊富な某関係者によれば「ああいう馬場になると上手い下手がはっきり出るからね。タイムオーバーになった馬よりも、中途半端に着にきた馬の方が目いっぱい走らされているから、肉体的な疲労は重いのでは」とのことだ。

　今週から秋競馬が開幕するが、函館組の取捨選択が大きく明暗を分けそうだ。きっちり見極めて勝ち組に転じたいと思う。

（栗東厩舎班・森岡健一郎）

2013年09月06日