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地方の星2頭の今後に注目

 4日に初めて金沢競馬場で行われたJBCデー。ダートの強豪たちの激突に、大いに盛り上がりを見せた。 その中のひとつ、エスポワールシチーが快勝したスプリントだが、ここに地方の有力馬2頭の名前がなかったのは残念だった。

 まずは笠松のラブミーチャン(牝6歳、柳江仁)。ここを目標に調整していた10月30日、最終追い切りで右前脚の種子骨を骨折し、そのまま引退が発表された。09年全日本2歳優駿(交流GⅠ)を含む交流重賞5勝。09、12年には地方競馬の年度代表馬に輝いた。

 「まだ患部は腫れているけど、順調に回復していますよ」と柳江仁師。当初は来年3月のドバイ遠征を引退レースに、というプランもあったが、その夢は〝突然〟終わってしまった。「今年は最高の走りを見せてくれていただけに、急な幕引きでガックリだけど、レース中の事故じゃなくてよかった。少し引退が早まっただけ。いろいろな面で勉強になった馬だし、またこんな馬をつくりたいって、目標ができました。ありがとうですね」と愛馬の労をねぎらった。夢の続きはミーチャンの子どもに託したい。

 もう1頭は兵庫のオオエライジン(牡5歳、西脇・寺嶋正)。デビューから10連勝した地元の星。交流重賞では6戦して、まだ11、12年の兵庫ゴールドT(交流GⅢ)3着が最高だが、昨年のJBCスプリント(川崎)で6着に健闘。昨年の兵庫ゴールドTを最後に大井へ移籍したが、体調の整わないまま、再び兵庫へ戻っていた。

 10カ月ぶりとなった10月25日の地元戦を貫禄V。園田金盃(12月5日・園田)へ、無事に始動した。寺嶋正師は「レース後も反動はないし、すでに連日、3500mの距離を乗っています。まだ心配なところもあるけど、これだけの馬だし、しっかりと仕上げていきたいね」と気を引き締めた。ようやく軌道修正。来年のJBCでは主役級の姿を見たい。

(関東デイリー・村上英明)

2013年11月05日