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味気ない外国勢の共同会見

 ジェンティルドンナが史上初となる連覇を達成した今年のジャパンC。2着デニムアンドルビーとの接戦を制した3冠牝馬の走りは衝撃的で、大いに盛り上がった。ただ、今年は残念な出来事もあった。それはレース3日前に東京競馬で行われた外国馬関係者による共同記者会見だ。

 外国馬の参戦は3頭。しかも実績的に物足りなさが残る馬で、外国馬担当として取材をした記者の気持ちは盛り上がらなかった。ただ、外国馬の関係者は日本では考えられないような爆弾発言をすることがあるだけに、共同記者会見に期待していた。しかし今年は3頭とも調教師、ジョッキーが不参加。これには驚いた。

 ジャパンCを盛り上げたいと思っているのなら、会見で責任者が発するコメントは重要になる。レース以外のことでも、気楽に発した一言が紙面に大きく扱われ、世間の注目を浴びることもあるからだ。

 実際に今年は、助手、厩務員が淡々と話して終了。突っ込んだ質問をしたくても、助手、厩務員では答えられないこともあり、聞きたいことも聞けなかった。これでは記事が面白くならない。強制参加させろとは言わない。ただ何か策を講じなければ、ジャパンCの存在そのものが小さくなってしまうような気がしてならない。

(関東デイリー・小林正明)

2013年12月03日