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生産頭数の減少が続く現状。カギを握るのは地方競馬。

 06年度の軽種馬生産頭数などが日本軽種馬登録協会から発表された。軽種馬生産頭数は7680頭で前年比362頭の減少。生産頭数が8000頭を割ったのは1969年以来37年ぶりのことだった。サラブレッドは7655頭で325頭減少、アラブは25頭で37頭減少となった。
 すでに単独レースが組めなくなっているアラブは、25頭の生産では実質的にはもう終えんを迎えたと言えるが、サラブレッドの生産頭数減少も深刻だ。日高、胆振の軽種馬農協では「日本馬のレベルを高めていくためにも最低8000頭の生産水準はキープしていきたい」と以前から語っていたが、05年に7980頭と目標数字を切ると、06年も下げ止まらなかった。
 原因は地方競馬の不振とはっきりしている。2歳馬登録頭数は、JRAは06年が4135頭で00年に比べると561頭も増加しているのに対し、地方競馬は06年が2696頭で00年から2125頭も減少している。 昨年は735頭が登録された北海道、194頭の岩手がいまは存廃問題に揺れているが、もしこの2地区が廃止されたらさらに1000頭近い需要が減り、サラブレッド生産頭数は6000頭を切るような事態も想定される。
 スポーツのレベルはその国の競技人口に比例すると言われているが、競馬の場合も同様に、そのレベルは生産頭数にほぼ比例している。日本競馬のレベルをさらに高めるために、これ以上の生産頭数減少には何とか歯止めをかけなければならない。

2007年09月14日