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オースミダイナー産駒うれしい初勝利

 8月1日の道営・旭川競馬で、種牡馬オースミダイナーのただ1頭の産駒であるクラダイナー(牡3歳=道営・楠)がデビューから10戦目で初勝利を挙げた。最下級条件での勝利だったが、道営競馬のファンにとっては実にうれしい1勝だった。

道営ファン以外でオースミダイナーを知っている人は少ないかもしれないが、JRAで6戦5勝の成績を残したが脚部不安で2年間の長期休養。その後に7歳で道営入りし、8歳で重賞初制覇を果たすとその後も13歳までトップホースとして君臨した。

 12歳時の00年には北海道スブリントC(交流G?・ダート1000メートル)を制し、Gレース勝利日本最高齢記録を樹立。13歳時にも道営重賞のエトワール賞(ダート1000メートル)を勝った?鉄の馬?だ。

 高齢になってスタミナを増して長距離重賞で活躍する馬はいるが、12、13歳馬が1000メートルでスプリント能力を発揮できることは、競馬の常識では考えられない快挙だった。

 活躍は道営だけに限られていたし、血統も父ギャロップダイナと目立たないため、03年から種牡馬入りしたものの交配相手はほとんどおらず、03年に2頭交配したのみ。現在も種牡馬としてけい養はされているが、産駒はまだクラダイナー1頭だけだ。

 いまの地方競馬にとって、高齢まで丈夫でスピードが衰えない特性はもっとも貴重な能力であるはず。クラダイナーの勝利が契機となって種牡馬オースミダイナーの稀有な能力が見直されることを願いたい。

2007年08月11日