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馬インフルエンザ問われるJRAの対応

 馬インフルエンザ騒動がJRAから全国へと飛び火している。各地の地方競馬が中止に追いやられただけではなく、馬産地でも発症馬が出てきて、いよいよ収拾がつかなくなってきた。 JRAの開催は何とか再開されたが、馬産地には秋のG?を狙っている馬たちが放牧されているだけに、いつになったら入退厩制限が解除されるのかが、今後の大きな課題となってきた。 馬インフルエンザの感染拡大やそれに伴う大井競馬の中止騒動のような風評被害は、JRAの情報開示方法にも問題があったように思える。JRAでは馬インフルエンザ発生初期の段階から発症馬、感染馬の馬名を一切公表していない。

 確かに競走馬は馬主が所有しているのだから、その了解なしに病気の公表はできないのかもしれない。だがこのことが地方競馬、馬産地での対策の遅れにつながったことは否めない。

 もしJRAからの転厩馬、退厩馬で同厩舎や近くの厩舎で馬インフルエンザが発症していたら、それらの馬は非感染が確認されるまでは入厩させなかっただろうし、入厩してしまったとしても最優先で検査することが可能だった。また地方交流競走に出走した馬が陰陽性という情報すら地方競馬側に寄せられなかった。

 以前にある名馬がG?で大敗した後になって「レース前にせん痛で診療所にかかっていた」という情報が明らかになったことがある。競走馬の健康状態は馬券に直結するだけに、すべての疾病情報を開示することこそが公正競馬なのではないだろうか。

2007年08月25日