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発展が期待されるトレーディングセール

 11月2日に門別競馬場で行われたホッカイドウ競馬トレーディングセールで、10月に行われたエーデルワイス賞(交流G?)を5馬身差の圧勝で制したマサノミネルバ(牝2歳、父ラムタラ、母ハートステイジ)が上場され、5010万円で社台ファームが落札し大きな話題になった。

 このトレーディングセールは、サラブレッドの流通拡大と、ホッカイドウ競馬からの早期転出を防止する目的で03年からスタートした。ホッカイドウ競馬所属の2歳馬の6割は生産者が売れ残った馬などを自分で走らせている。将来の繁殖牝馬として売却を希望しなかった馬もいるが、多くは仕方がなく所有しているのが実情だ。

 これらの馬の販路拡大と、調教師を通しての庭先取引ではなく、セリ市で購買者に適正な価格を判断してもらうことが狙い。適正価格での売却が実現すれば、生産者も安心してホッカイドウ競馬で2歳馬を使うことができるので、2歳馬頭数の増加が予想されるし、生産者が「1歳までに売れる馬」よりも「能力のある馬」を作るようになれば、生産界全体のレベルもアップするはずだ。

 またこれまでは8?9月に転出してしまっていた2歳馬を、11月までレースに使ってもらってから売却・転出してもらうことで出走頭数増加が図れる。

 今回の売却率は33%、売却頭数は21頭だけでまだ定着しているとは言えないが、マサノミネルバの取引が宣伝効果となって今後につながる可能性は十分にありそうだ。

2007年11月09日