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負けず嫌いな一族の兄妹対決に注目!

 有馬記念の注目は、やはりダイワメジャー、ダイワスカーレットの兄妹対決だろう。世代最強馬としてグランプリ有馬記念で初対決するというシチュエーションは初めて。ビワハヤヒデ、ナリタブライアンの対決が期待された94年有馬記念も、ビワハヤヒデの故障引退で流れてしまった。

 2頭を生産した社台ファームのスタッフは複雑な表情。「生産馬同士の対決はよくあるが、兄妹で大レースの人気馬というのはあまり記憶がない。ダイワメジャーには引退レースを飾ってもらいたいし、現役を続けるダイワスカーレットにも来年につながるレースをしてもらいたい」と当然ながらどっちも頑張れという心境のようだ。

 この兄妹、そして母、祖母には共通する性格があるという。「常に自分が一番で、大将だと思っている。祖母スカーレットインク、母スカーレットブーケも、繁殖牝馬の放牧地では常に親分。放牧をする時も、馬房に戻す時も、絶対に先頭でないと怒る。ブーケはいま19歳ですが、それでもそんな性格です。その血を受け継いだメジャー、スカーレットも、調教で抜かれることが大嫌いでした」とスタッフ。

 2頭とも2500メートルの距離が不安材料に挙げられているが「ダイワメジャーの全兄スリリングサンデーはこの距離を得意にしていたし、牝系はスタミナが豊富。コーナーで息が入る中山なら克服できると思います」と力強く語る。負けず嫌いの兄妹が1着同着という、牧場スタッフが望む究極の奇跡が起きるかもしれない。

2007年12月21日