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ディープ産駒の成績を冷静に見守りたい

 馬産地はディープインパクトの初産駒誕生で大いににぎわっている。?長女?が誕生した新ひだか町の鳥井牧場には、マスコミ以外にも、調教師や馬主からの問い合わせも相次いでいる。 生まれたばかりの当歳馬、しかも母馬が飛び抜けた良血馬でもないケースで、生まれてすぐにこれだけの反響があるのは極めて異例。競馬界全体がその初年度産駒に大きな期待をかけていることがうかがえる。

 確かに交配相手はエアグルーヴ、スカーレットブーケなど超一流の牝馬がそろっている。またサンデーサイレンス系種牡馬は、現役時代の活躍がそのまま種牡馬成績に結びつく例が多い。ディープインパクトが種牡馬として成功する要素はそろっている。だがこれまでにも『絶対に成功する』と思われていた種牡馬が、期待外れの成績に終わった例は少なくない。

 3冠馬の先輩ミスターシービー、シンボリルドルフも、種牡馬入り当初はノミネーションセールで種付け権利が1500万円を超えるほど人気が高騰していたが、種牡馬成績はその期待に十分に応えるものではなかった。シンボリルドルフはトウカイテイオーを出したのだから決して失敗ではないのだが、期待が大き過ぎただけに印象が悪くなってしまった。2年間の供用で死亡してしまったとはいえ、ナリタブライアンも良質産駒を残せなかった。 サンデーサイレンスのような種牡馬は奇跡的な存在。ディープインパクトには父を超えるような過大な期待はかけずに、静かにその成績を見守ってあげたい。

2008年01月18日