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混戦クラシックのポイントは“掛かり癖”

 今年のクラシックは?引っ掛かる?がポイントになりそうだ。桜花賞ではポルトフィーノ、ブラックエンブレム、皐月賞ではショウナンアルバといずれも有力候補に掛かり癖があり、この癖をどれだけ我慢させられるかが勝負を左右することになる。

 サラブレッドに騎乗したことがない人には?引っ掛かる?感覚はなかなか理解できないだろう。「強い力で行きたがる」のと「引っ掛かる」のとでは全く違う。単に「行きたがる」だけなら力で抑え込んだり、ハミを外したりして何とか対処できるものだが、引っ掛かっている時には馬の精神状態が普通ではなくなっており、抑える手段がほぼない。先頭に立つと落ち着く馬もいるが、ひどい馬になると疲れて止まるまで走り続けていることもある。

 牧場での馴致、育成では馬群の中で我慢するトレーニングを行うが、あまり抑える訓練ばかりをしていると走りたくなくなってしまうケースもあるので、そのさじ加減は難しい。引っ掛かるくらい気性の激しい馬の方が大成するケースが多いだけに、なおさら頭ごなしの矯正はできない。牧場でも、レースでも、引っ掛かる馬とはうまく付き合っていくしかないのだ。

 ポルトフィーノ、ブラックエンブレムとも能力は桜花賞馬にふさわしいだけのものを持っている。ベテランになってきた天才・武豊騎手と、若手のホープ・松岡騎手が、それぞれどういう手段で“引っ掛かり”に対処するのか、非常に興味深い。

2008年04月11日