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天皇賞馬こそ“最強馬”と信念を貫くメジロ牧場

 毎年、春の天皇賞の時期を迎えると、いろいろなところで?距離?の問題がクローズアップされる。地方も含めて日本競馬の平地競走のうち3000メートル以上のレースは0・1%にも満たない。それなのにその距離カテゴリーでG?が必要なのか、という論議だ。超スローペースで実質残り5ハロン程度からのレースになってしまうことが多い長距離戦を好まないファンもいる。またマーケットブリーダーの多くは、馬主からの人気が低い典型的なステイヤー血統の馬は生産したがらない。

 だが、先日取材したメジロ牧場のスタッフは、いまでもメジロ牧場伝統の「3200メートルの天皇賞を勝つ馬こそ最強馬」という考えにブレがない。「クラシックなんてどうでもいい、とまでは言わないが、古馬になって長く活躍を続ける馬がファンにも愛着がわいて人気を集めるもの。短距離戦もいいが、マラソン人気が高いように、競馬の長距離戦も見せ方次第では人気が出るはずです」とスタッフ。

 そのメジロ牧場の2歳馬にはメジログリット(牡、父メジロマックイーン、母メジロランバダ、栗東・池江郎)がいる。母も2200メートル以上で3勝、3000メートルの阪神大賞典で牡馬相手に4着になったステイヤーで「この馬の最大目標は天皇賞・春。メジロアサマから4代続けての天皇賞勝ちを達成し、将来は種牡馬になって内国産種牡馬の父系をつないでいきたい」と夢を描いている。2歳戦など目もくれず、ゆったりと育てられている同馬を長い目で見ていきたい。

2008年05月02日