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松田国師が常に意識する種牡馬としての価値

 マイルのG?に生まれ変わってから早くも13回目を迎えるNHKマイルC。現在は距離カテゴリーの分担がはっきりとしており、大半の馬は皐月賞、ダービーを見送ってこのマイルC一本に絞って臨んでくる。昨年の2歳王者ゴスホークケンも最初から皐月賞出走は全く念頭になかった。

 だがその中で松田国英調教師だけは、大物を(皐月賞?)マイルC?ダービーというローテーションで使い続けている。この10年間にクロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハ、フサイチリシャールと4頭でこのローテーションを踏み、クロフネとキングカメハメハが優勝した。キングカメハメハはダービーも連勝、マイルC3着だったタニノギムレットもダービーで巻き返した。

 このローテーションにはいろいろな意見があるが、松田国師は「種牡馬としての能力を示すためにはクラシック制覇だけでなく、マイル戦でのスピードを見せておくことが必要」とあくまでも将来の種牡馬になってからのことを視野に入れて、このローテーションにこだわっている。確かに種牡馬入りしたクロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハは馬産地で圧倒的な人気を集めている。

 今年は皐月賞6着のブラックシェルがこのローテーションに挑んできた。皐月賞は展開が向かなかったが、流れが速くなるこの距離なら父同様に直線で豪脚を見せてくれる可能性がある。そしてそれはダービーへ、さらに将来の種牡馬としての価値獲得につながっていくはずだ。

2008年05月09日