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歴史的なベルモントSでカジノドライヴ偉業達成へ

 日本時間8日朝に開催される米3冠最終戦ベルモントSは、ある意味日本ダービー以上に興味深いレースとなる。30年ぶりの3冠を狙うビッグブラウンに、最大の強敵として日本調教馬カジノドライヴが突如として現れたからだ。

 昨年の産地馬体検査でカジノドライヴを初めて見た時の衝撃は忘れられない。まだきゃしゃな体つきの2歳馬がほとんどの中、1頭だけ鍛え上げられた歴戦の古馬のような筋肉をしていた。ディープインパクトをはじめ数多くの名馬を手掛けてきたノーザンファーム・秋田博章場長が「とんでもないスケールの馬。日本馬とはパワーがまるで違う。日本の軽い芝が合うかどうかは分からないが、オーナーは米国遠征を考えているそうだから、それが楽しみ」と当時から話していたものだ。

 これまでの日本調教馬による米ダートG?挑戦はスキーキャプテン、タイキブリザードがいずれも惨敗。また米国のダートで活躍してきた馬がジャパンCやJCダートに出走しても活躍できなかったことを考えると、日本と米国ダートの競馬は全く別物だと思われていた。それだけにいくら米国の超良血馬であっても、日本の牧場での育成では米国ダート戦を克服できないのではないかという疑念があった。ノーザンFでも特に育成方法を変えたわけではない。

 だがカジノドライヴは通用した。日本流育成でも米国ダートに向く馬が育てられることが証明されたのだ。日本調教馬による米クラシック制覇が、世界中から注目を集める歴史的大レースで実現するかもしれない。

2008年06月06日