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サバイバル競争が進むサンデー系種牡馬

 日本軽種馬協会から08年度シーズン供用予定種牡馬が発表された。総頭数は341頭(サラブレッド322頭、アラブ19頭)で前年より6頭増加した。

 人気種牡馬が200頭を超える多頭数交配を行うようになってから、供用種牡馬頭数は減少の一途だったが、17年ぶりに前年比プラス。ほぼ生産が行われていないアラブ種牡馬が19頭も登録されているように、登録だけ残してあるケースもあるが、一時の地方競馬廃止ラッシュがやや収まっていることで生産頭数も安定し、供用種牡馬頭数の減少も下げ止まりしたと見られる。

 一方、サンデーサイレンス系種牡馬は84頭に及んだ。全体のほぼ4分の1で、同系繁殖牝馬頭数の増加を考えても、血統の寡占は限界に近いところまで来ているようだ。だがサンデーサイレンスの死後すでに6年近くが経過していることで、アグネスタキオン産駒の活躍はあっても、今後は同系の種牡馬入りペースはかなり落ちてくる。現在のリーディングサイアーを見ても10位以内にはすでに死亡しているサンデーサイレンスとアドマイヤベガを含めて6頭がランクインしているが、11?20位には1頭もいない。サバイバル競争は急激に進んでおり、数年後には同系種牡馬は50頭以下に減少する可能性が高い。

 フランスに輸出されたディヴァインライトがナタゴラ(欧州最優秀2歳牝馬・英1000ギニー勝ち)を輩出したように、今後はサバイバル競争に敗れたサンデーサイレンス系種牡馬が、海外に供用先を探すケースが増えてきそうだ。

2008年06月13日