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SS不在がもたらした種牡馬のイメージチェンジ

 宝塚記念はエイシンデピュティが逃げ切り勝ちでG?初制覇を果たした。デビューが3歳4月で、初勝利は3戦目。その後に休養もあったためJRA在籍のピンチもありながら、4歳1月に何とか2勝目を挙げて踏みとどまった。5歳夏に重賞初V、そして6歳夏にG?制覇と遅咲きぶりを見せた。フレンチデピュティ×ウッドマンという配合を考えると早熟でダート短距離向きのイメージが強いが、全く正反対の活躍となっている。

 同様に、今年は種牡馬のイメージを変えるような活躍馬が多い。同じフレンチデピュティ産駒ではアドマイヤジュピタが芝長距離戦で活躍し、天皇賞・春を制した。同様に距離に不安があると言われていたアグネスタキオン産駒のディープスカイはダービーを圧勝している。また芝古馬G?では底力、成長力が不足していると思われていたフジキセキ産駒のエイジアンウインズがヴィクトリアマイルを制し、海外ではサンクラシークがドバイ・シーマクラシックを勝った。

 この種牡馬のイメージチェンジは決して偶然ではないように思える。産駒の特徴というのは父・母両方から受け継ぐものだが、両親に能力差があると強い方の特徴が出やすいもの。これまで超一流繁殖牝馬はサンデーサイレンスに配合が集中し、フレンチデピュティらにはやや格下の繁殖牝馬が交配されていたため父の特徴が強く出ていたのではないだろうか。これからポストSS種牡馬たちの本領が発揮されてきそうだ。

2008年07月04日