ふるさと定期便

ディープインパクト産駒がいよいよ登場セリ市デビュー

　いよいよディープインパクト産駒がセリ市に“デビュー”する。14日から始まるセレクトセールに37頭の当歳産駒が上場予定。このうち牡馬が27頭を占めており、しかも「超良血馬」の大半が牡馬。とてつもない高額馬が登場するのではないかと、関係者の間ではこの話題で持ちきりだ。

　最高価格の最有力候補は「ビワハイジの08」（牡）だろう。母は阪神３歳牝馬Ｓを制し、異父兄アドマイヤジャパンは重賞１勝、菊花賞２着、皐月賞３着。異父兄アドマイヤオーラは重賞３勝、ダービー３着。ノーザンファームの中でもエアグルーヴと並んで最高レベルの繁殖牝馬だ。兄２頭を所有している近藤利一氏が当然、強い購買の意思を示すはずだが、ディープインパクトの金子真人氏も最高の産駒は手に入れたいはず。お互いに意地でも途中で下りられないだけに、競り合いになれば６億円の当歳史上最高価格の更新も夢ではない。

　「エアトゥーレの08」（牡）は今年の皐月賞馬キャプテントゥーレの異父弟。曾祖母スキーゴーグル、祖母スキーパラダイスは欧米Ｇ?勝ち馬で、母もＧ?勝ち馬。血統面、話題性は文句なしだし、２月５日と早生まれなので馬格も立派で見栄えがする。この馬も間違いなく数億円レベルになるだろう。

　１?２年目は１２００万円の種付け料だった種牡馬ディープインパクトだが、セレクトセールで高額馬が続出すれば、来年からは交配申し込みがさらに殺到し、種付け料アップの可能性も十分にありそうだ。

2008年07月11日