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厳しい結果になったセレクションセール

 7月22、23日に新ひだか町・北海道市場で開催されたセレクションセールは非常に厳しい成績に終わった。初日の1歳市場は売却率が昨年から18ポイントも下がる46・9%で、売却総額も5億円近く下がり11億250万円。2日目の当歳市場は売却率が5ポイント減少の32・6%、売却総額は6000万円下がる7億7647万円だった。

 前週のセレクトセールでも売却額の低下が目についており、3日間の売却総額は前年比18億円減という結果に終わった。だが日本競走馬協会・吉田照哉副会長は「社会情勢を考えるともっと下がるものだと思っていた。大健闘だと思う」とセール後に余裕のコメントをしていた。100億円規模の売り上げの中での18億円の減少は主催者にとってはそれほど痛いことではなかったようだ。

 だが売却総額が19億円の北海道市場で6億円近くも減少したことは、主催者の日高軽種馬農協も痛いが、生産者にとってはさらに痛い結果だったと言える。

 このセレクションセールは選ばれた良血馬だけが上場されている市場で、上場牧場は比較的大手が多く、直接的なダメージは少ないかもしれない。だがセレクションセールですら値がつかなかったことで、これから開催される上場馬の質が落ちるサマーセール、オータムセールがさらに厳しい結果になることは容易に想像できる。

 中小牧場にとってはまさに絶望的な状況だ。馬産地不況が叫ばれて久しいが、今年は最大のピンチがやってくるのかもしれない。

2008年07月25日