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「馬産地競馬」らしさを生かして奮起を

 今夏のJRA北海道シリーズが終了した。入場人員、売り上げはほぼ昨年並みだが、昨年は馬インフルエンザの影響で2日間の開催中止と出走頭数の減少があってのもので、実質的には下げ止まらなかったと言える。フィナーレを飾った札幌2歳Sも道営馬2頭の善戦でレースは盛り上がったが、売り上げは前年比81%の大苦戦となった。

 来年は函館競馬場の改修工事が行われるため、北海道シリーズは札幌だけの3開催になることが予想されている。老朽化した函館競馬場が生まれ変わることはプラスイメージだが、それだけで1日平均7000人に満たない入場人員が急激に増えることは考えられない。札幌競馬場にしても1日の入場人員は1万2000人程度で、政令指定都市の中心部にある競馬場としてはかなり物足りない。札幌競馬場は午後になると観客席がスタンドの影に入ってしまい9月以降は寒いことがあるし、コースも日陰に入るとレースも見にくい。こちらの大規模改修も急務だろう。

 企画面では、せっかく北海道での競馬開催なのだから、キーンランドやニューマーケットのように馬産地との連携がもっとあってもいいのではないだろうか。今年もメジロライアン、ネオユニヴァースの種牡馬お披露目は行われたが、セレクトセールなどセリ市とのタイアップ、引退名馬の展示や情報発信、種牡馬パンフレットなど馬産地関連グッズの販売など、もっと「馬産地競馬」らしさを前面に出していくことも必要だろう。

2008年10月10日