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牧場のこだわりが生んだシンデレラストーリー

 9日のファンタジーSでホッカイドウ競馬からJRA入りしたイナズマアマリリスが鮮やかな差し切り勝ちを見せた。道営でも2勝を挙げていたが、オープンでは惨敗したように傑出した馬ではなかった。ところがJRA札幌開催で芝を使うと一変。500万条件を快勝し、続くすずらん賞でも2着。そしてJRA移籍初戦で重賞勝ちを演じたのだから、まさにシンデレラストーリーだ。

 父スエヒロコマンダーは60戦7勝(重賞2勝)。競走成績はそれほど目立つものではないが、母がG?・阪神3歳牝馬Sを制したスエヒロジョウオーという血統から、優駿スタリオンSでけい養されていたエース種牡馬コマンダーインチーフの後継種牡馬として種牡馬入りが決まった。

 スエヒロコマンダー産駒のJRA勝ち馬は現準オープンのメトロシュタインに続いて2頭目。同じ優駿SSでけい養されていたオグリキャップがJRA重賞勝ち馬を輩出できていないのに、競走成績でははるかに見劣る後輩が一瞬で抜き去ってしまった。種牡馬の成否は難しいものだ。そのオグリキャップが17年ぶりに東京競馬場でお披露目された日に、スエヒロコマンダー産駒が重賞勝ちを果たしたのも何かの縁かもしれない。

 イナズマアマリリスは新冠・小泉牧場のオーナーブリーディングホースだが、スエヒロジョウオーも、スエヒロコマンダーも、母方の祖母イナズマクロスも小泉牧場生産の重賞勝ち馬。小泉牧場のこだわりが生んだ重賞勝ちでもあった。

2008年11月14日