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バルクの丈夫さの源は自然環境のいい外厩

 ジャパンCに今年もホッカイドウ競馬のコスモバルクが挑戦する。これで5年連続5回目の出走。かつては有馬記念に5年連続で出走したスピードシンボリの例はあるが、著名馬の引退が早まっている現代競馬を考えると、最高峰の国際競走に日本代表として5回も出走するのは極めて異例なことだ。

 5月のシンガポール国際航空C以来、約半年ぶりのレース。年齢的な衰えも感じられるので、勝負としてはかなり厳しい状況だ。そういう馬が出走してくることに批判もあるかもしれない。だが元気に出走を続けているコスモバルクには、北海道だけでなく全国に根強いファンが多くいる。北海道からの長距離輸送を繰り返し、海外にも積極的に出掛け、それでも大きな故障をすることなく走っている姿は、まさに「無事是名馬」と言える。

 コスモバルクがこれたけ丈夫なのは、もちろん生まれ持った体質もあるだろうが、常に外厩のビッグレッドファームで過ごしていることと無縁ではないだろう。新鮮な青草を食べ、時には広い放牧地で自由に走り回り、きれいな空気と水がふんだんにある環境で大半の時間を過ごしている。そんな生活を送っていれば人間だって健康に年を取っていけそうだ。

 外厩制度は防疫面や調教タイムなど情報管理の問題でJRAでは認められていないが、実際には育成牧場で追い切ってから入厩してレースに出走する馬もいる。強い馬づくりのためにはJRAも外厩制度導入を検討してはどうだろうか。

2008年11月28日