1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

スカーレットの相手に選ばれた意外な事情とは?

 本来なら日曜のフェブラリーSでダート王者たちと対決するはずだったダイワスカーレットが突然引退してしまった。夢の一戦が見られなくなったのは何とも残念だが、すぐに繁殖入りするため早ければ3年後の夏に産駒のデビューが見られる。社台グループの中枢を成す名牝系で、産駒たちの活躍が大いに楽しみだ。

 注目された初年度の交配相手は、先週に紹介したチチカステナンゴが第一候補となっている。種牡馬入り当初は交配相手に恵まれなかったが、多くの活躍馬を送り出している。大種牡馬に化ける可能性を秘めていることは確かだが、日本での実績がない種付け料250万円の輸入新種牡馬が、世紀の名牝の相手を務める大抜てきには社台グループの台所事情もあった。

 社台スタリオンSの看板種牡馬と言えば種付け料1000万円のアグネスタキオン、ディープインパクトの2頭だが、ともにサンデーサイレンス産駒で同系牝馬とは交配できない。シンボリクリスエス、タニノギムレットも同じヘイルトゥリーズン系でできれば避けたい。同系以外のキングカメハメハ、ジャングルポケット、クロフネはいずれもノーザンファーム生産、育成馬だったため、ダイワスカーレットをけい養する社台ファームとしてはあまり積極的には交配をしたくない。そうなると残る一流種牡馬が見当たらないのだ。ウォーエンブレムの病気が完治すれば問題ないが、現状では非サンデー系の看板種牡馬がいないことが社台スタリオンSの大きな悩みとなっている。

2009年02月20日