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偶然ではない近年の牝馬の台頭

 「牝馬」の時代だ。昨年はウオッカの安田記念、スリープレスナイトのスプリンターズS、ブルーメンブラットのマイルCS、ダイワスカーレットの有馬記念と牡牝混合G?で牝馬が4勝を挙げた。これはJRA史上初の出来事だった。もしブエナビスタが朝日杯FSを選んでいたら、かなり高い確率で牝馬のG?制覇が1勝増えていただろう。

 今年の牡馬3歳クラシックはロジユニヴァース、リーチザクラウン、アンライバルドと役者がそろっているが、それらと比較してもブエナビスタは一枚上の強さを感じさせている。もしダービーに挑戦したら、ウオッカに続く快挙も十分に想像できる。牝馬同士の桜花賞で負ける要素はいまのところ見当たらない。地方競馬でも南関東の浦和桜花賞馬ネフェルメモリーの圧倒的な強さは、牡馬の東京ダービー最有力候補ナイキハイグレードを上回っているように思える。

 近年の牝馬の台頭は決して偶然ではない。馬産地の育成設備が発達し、北海道の冬季間でも夏場と変わらないレベルの調教が行えるようになってきた。牝馬は総体的に見ると瞬発力、スタミナなどで牡馬に見劣るが、基礎体力ではむしろ高い能力を持っている。トレーニングレベルが上がってもついていくことができるので、牡馬との能力差が縮まり2キロのセックスアロワンスがあれば逆転することが多くなったと想像できる。ブエナビスタが将来対戦する牡馬との混合G?でどんなレースを見せてくれるのかを想像しながら、桜花賞を観戦したい。

2009年04月10日