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サラブレッドの世界でも注目されるダイエット

 朝バナナ、レコーディング、コアリズム、デトックス、ピラティスなどメタボ健診の影響もあっていろいろなダイエットが流行っているが、サラブレッドの世界でもダイエットが注目されている。21日から4日間、日高、胆振では2歳馬産地馬体検査が行われたが、まだ4月なのにいつでもデビューできそうなほどスリムに仕上がっている馬が多く見られた。

 以前なら冬毛が出て、背割れするほど太った馬ばかりだった春の馬体検査。厩舎からも「仕上げは入厩してから行うので、牧場では太らせることを重視してくれ」という指示が出されていた。だがいまでは人気厩舎ほど「仕上がっていない馬は入厩できないよ」と正反対の姿勢を示している。馬房の回転率を高める意味もあるが、育成牧場の設備、技術が高まって仕上げを安心して任せられる環境が整ったことも大きい。

 仕上がりそのものも早くなってきている。人気種牡馬が200頭以上と交配する時代で、種付け、出産時期が全般に早まり、それにつれて成熟も早くなっている。また屋根付きコースが設置されて冬場も休みなく調教が可能になっている。

 大型馬が以前ほどもてはやされなくなってきた面もある。皐月賞出走18頭中500キロ以上だったのは3頭だけ。馬場の高速化が進み、脚元への負担を少しでも軽減させることが重要になってきており、大きくなり過ぎないような馬づくりに牧場でも取り組んでいるのだ。「大きいほどいい馬」という認識はもう時代遅れになってきている。

2009年04月24日