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ますます注目の集まる初供用チチカステナンゴ

 4月26日にロンシャン競馬場で行われた仏G?・ガネー賞で、昨年の仏ダービー馬ヴィジョンデタが快勝した。欧州古馬戦線の主役に躍り出てきた同馬の父は、今春から社台スタリオンSで供用されているチチカステナンゴだ。

 チチカステナンゴは輸入当初ほとんど話題になっていなかった。社台グループの導入ではあるが主な実績はリュパン賞、パリ大賞のG?2勝。フランスで種牡馬として供用されていたが、交配頭数も少なくマイナー種牡馬の扱いだった。だが社台グループではチチカステナンゴがパリ大賞を勝った直後に母スマラを輸入したように注目していた。

 チチカステナンゴの種牡馬入り後も仏G?・レゼルヴワール賞を勝った2年目産駒チナンテガを繁殖牝馬として輸入。3世代目のヴィジョンデタが仏ダービーを勝った直後にオファーを出して輸入を決めた。ただ購買価格は7億円と社台SSの導入種牡馬としてはかなり安かった。

 社台SSではこれまでも血の拡散を目的として、このレベルの種牡馬導入を行っている。以前のスタイヴァザント、現在のスニッツェル、トワイニングなどがその例だ。チチカステナンゴも同様な役割かと思われていたが、そうではなかった。いきなりダイワスカーレット、キストゥヘヴンの初年度交配相手に指名したのだから、本気モード満点だ。すでに両名牝との交配も無事に終えている。ヴィジョンデタの活躍は社台グループの目論見通りの展開で、一躍大注目の初供用種牡馬になってきた。

2009年05月08日