1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

生産者に利益をもたらす好調サクラバクシンオー

 20歳を迎えてベテランの域に入ってきたサクラバクシンオーが元気一杯だ。現2歳世代は早くも17頭が出走、このうち7頭が勝ち上がって2歳リーディングでは断トツの首位。今週の函館2歳Sにもインテグラルヘッド、チェリーソウマと2頭の有力馬を送り込む。例年、早い時期の2歳戦から強さを発揮するタイプだが、これだけハイペースでの勝ち星量産は初めてだ。

 7月に行われたセレクトセールでもその存在感を示した。1歳セールでは6頭中5頭が売却されて平均価格1880万円、中間価格2100万円。全体としては大不振だった当歳セールでも9頭の上場で5頭が売却されて、平均価格1720万円、中間価格1700万円の好成績を残した。

 アグネスタキオン、ディープインパクト、ネオユニヴァースらに比べると、超良血繁殖牝馬との交配がほとんどないため税抜き3000万円以上で取引された産駒はおらず、地味な印象は受ける。だが中間価格はこれらの注目種牡馬と比べても大きな差はなく、コンスタントに水準以上の価格で取引されたことが分かる。種付け料(250万円)を考えるともっとも効率のいい利益を生産者にもたらした種牡馬とも言えるだろう。

 総合リーディングでは01年から9年連続ベスト10入りを果たしているし、JRA通算勝ち馬率も50%を超えている。希少な存在となったプリンスリーギフト?テスコボーイ系の継承種牡馬としての意義も大きい。好調な2歳から後継種牡馬の誕生が期待される。

2009年08月07日