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例年とはひと味違う?好メンバーの函館2歳S

 2歳重賞の中でももっとも翌年のクラシックに縁が薄いのが函館2歳S。過去40回の歴史の中で、勝ち馬がクラシックを制したのは82年シャダイソフィア(桜花賞)と84年エルプス(桜花賞)の2頭だけ。この10年の勝ち馬に限れば、その後に重賞を勝った馬すら1頭もいない。早熟さとスプリント能力だけが求められる、典型的な早い時期の2歳重賞と言える。

 だが今年は改修工事のため札幌で開催されたことが影響したのか、クラシックを意識できる素質馬が集まった。特に勝ったステラリードには大物感が漂っている。父は09年クラシックにブエナビスタ、リーチザクラウンを送り込んだスペシャルウィーク、母ウェルシュステラはザフォニック産駒の外国産馬で芝中距離で活躍した。新馬戦を差し切ったようにテンに速い脚がある馬ではなく、16頭立ての1番枠はかなり厳しいと思われたが、内でじっと我慢して上がり34秒9の末脚で弾けた内容は高く評価できる。距離延長が悪いはずはなく阪神JF、そして桜花賞へと期待が高まる。

 2着キョウエイアシュラは大外枠を克服して強烈な追い込みを見せており、負けて強しを感じさせるレースぶり。3着ソムニアもスペシャルウィーク産駒で、母父がエルコンドルパサーだけにステラリード以上に長距離向き。馬体がもう少し成長すればオークスを狙える器だ。今年の上位馬は函館2歳Sの印象を様変わりさせるとともに、昨年のロジユニヴァースに続いて札幌からクラシック戦線に名乗りを上げそうだ。

2009年08月14日