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5重勝単式の延期が痛手…ピンチのばんえい競馬

 民間の「オッズパーク・ばんえい・マネジメント」(OBM)が運営を受託して3年目を迎えているばんえい競馬が、再びピンチを迎えている。今年度上半期の発売額は51億2000万円で前年同期比11%減と大きく落ち込んだ。

 本来は、後半戦の巻き返し策として10月3日から日本初の重勝式馬券「5重勝単式」がネット限定で発売される予定だった。だが10月1日に馬券発売サイト「オッズ・パーク」でシステム障害が発生。20日に復旧するまでネット馬券発売に大きな影響が出ただけでなく、「5重勝単式」の発売そのものが延期になってしまった。新種馬券ということで監督官庁の農水省競馬監督課も「再度障害が発生しないようにしっかりと確認すること」と慎重になっており、いつから発売開始ができるのか、見通しが立っていない。

 帯広市の競馬会計に残っていた5000万円の基金も、昨年の赤字穴埋めに取り崩しOBMへ補償金として支払ってしまい、基金はほとんど残っていない。今年度も多額の赤字が確実な状況だが、帯広市議会では一般会計からの補てんは考えておらず、OBMが被らなければならなくなる。帯広市では、OBMから求められている帯広競馬場内の観光施設開設に、5年間で1050万円の助成を行い産直市場やレストランを誘致する計画を市議会に提案するが、OBMがその計画に納得して運営を来年度以降も継続していくか、微妙と言わざるを得ない。

2009年12月04日