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種牡馬戦略に変化の兆し?

 2月上旬からスタートする種付けシーズンに向けて、種牡馬の布陣がほぼ固まった。

 種牡馬界をけん引する社台スタリオンステーションは、カンパニー、ヴィクトリーの新種牡馬2頭が参入したものの、カンパニーは種付け料80万円、ヴィクトリーはプライベートで、ともに主力を形成するほどの存在ではない。昨春の時点ではアグネスタキオンがいたことを考えれば、実質的には戦力ダウンが否めない。サンデーサイレンスのような「大種牡馬を生む大種牡馬」がいなくなったことで、社台SSの種牡馬戦略は岐路を迎えつつあるようだ。

 その間に日高地区は懸命な巻き返しを見せている。打倒・社台グループの急先鋒であるビッグレッドファームにはジャパンCに出走したBCターフ2連覇のコンデュイットが加わる。ジャパンCでも差のない4着と日本の軽い馬場への適性を示しているし、同ファームの馬主としての購買力も生産者には大きな魅力。種付け料は300万円。ロージズインメイとの双璧は“看板”としても豪華な印象を植え付けている。

 ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスにはディープスカイ、コマンズ、パイロの3頭のニューフェイスが加わる。種付け料350万円のディープスカイはサンデーサイレンス?アグネスタキオン直系の血が大きな魅力。デインヒル産駒のコマンズはオーストラリアで優秀な種牡馬成績を残している実績が光る。

 レックススタッドにもマツリダゴッホ、エイシンデピュティ、スクリーンヒーローが入厩するなど、社台SSへの一極集中が徐々に変化を見せてきそうな10年度の種付けシーズンになりそうだ。

2010年01月22日