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注目度が高まる逆シャトル種牡馬

 “シャトル種牡馬”というと北半球の種牡馬をオフシーズンに南半球へレンタルする制度だが、その認識が多少変化してきた。南半球で活躍した種牡馬を北半球に貸し出す“逆シャトル”が欧米で増えてきているのだ。日本でも今春から門別町のダーレー・ジャパン・スタリオンコンプレックスで、豪州の一流種牡馬コマンズ(牡14歳、父デインヒル)が供用される。07年に社台スタリオンSで供用されたスニッツェルに続く大物逆シャトル種牡馬となる。

 コマンズの競走成績は短距離でG?勝ちがある程度だが、00年から種牡馬入りすると、豪州新種牡馬リーディングで2位。その後も総合リーディングベスト10位以内を続けている。高い勝ち上がり率が大きな特徴で、いわゆる“クズを出さない”種牡馬と言える。

 国民的な行事のメルボルンCの影響から、豪州の競馬は「長距離重視」のイメージが強いが、近年は短距離戦で北半球を超えるレベルのスピード競馬が行われている。また香港ではサイレントウィットネス、テイクオーバーターゲット、セイクリッドキングダムなどの豪州産の短距離馬が国際レベルの活躍を見せている。

 コマンズも豪州で9回(英国でも3回)リーディングサイアーに輝いた、父デインヒルの血を受け継いだスピード系種牡馬。種付け料の500万円は、アドマイヤムーン(400万円)、新種牡馬のディープスカイ(350万円)を超え、同コンプレックスの最高価格。今年から日本でもデビューするスニッツェル産駒の活躍次第では、同じ逆シャトル種牡馬のコマンズの評価がさらに高まり、今後も続く馬が登場するかもしれない。

2010年02月05日