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フジキセキが偉業を達成

 7日の東京5Rでハングリージャックが1着となり、フジキセキ産駒がJRA通算1000勝を達成した。フジキセキ産駒はこの日、シルクロードSをアルティマトゥーレが快勝し高松宮記念へ向け好発進。共同通信杯でもダノンシャンティがゴール前で強烈な末脚を見せて鼻差の2着に追い込み、皐月賞の有力候補に名乗りを上げた。産駒の当たり年となりそうだ。

 JRA通算1000勝を達成した種牡馬は過去10頭おり、首位のサンデーサイレンスは2749勝という断トツの数字だが、この10頭の中で内国産種牡馬は7位トサミドリ(1135勝)しかいない。フジキセキの偉業は内国産種牡馬で35年ぶり2頭目になる。

 トサミドリの時代とは種牡馬頭数、競馬形態が大きく違うため単純に比較はできないが、その後のシンザン、ダイコーター、アローエクスプレス、トウショウボーイらも達成できなかった記録だけに極めて価値が高い。フジキセキの記録を追っているのがサクラバクシンオーの959勝だが、18歳のフジキセキに対してサクラバクシンオーは21歳。1000勝到達は確実でも逆転は難しい。アグネスタキオンが早世しただけに、フジキセキの数字はなかなか破られそうもない。

 これまでクラシック制覇がないことでやや地味に見られがちだったフジキセキだが、常にリーディングベスト10をキープしているように、長期間に渡ってトップ種牡馬の地位を続けているからこそ達成できたJRA1000勝。種牡馬入り当初は偉大な父が健在だったため“代役”で、交配牝馬にも恵まれなかっただけに、これからが真骨頂。数字をさらに伸ばし続ける。

2010年02月12日