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不況で意外に?人気の種牡馬カンパニー

 社台スタリオンSの種牡馬展示会が16日、安平町早来の同SS内会場で開催された。昨年は33頭の種牡馬が4090頭と交配を行い、4年連続の4000頭超えを達成した世界最大規模のスタリオン施設だけに、多くの生産者が“花婿探し”に駆けつけた。

 今季は新加入がカンパニー、ヴィクトリーの2頭だけ。エースだったアグネスタキオンが急逝し、アドマイヤジュピタも受胎率に問題があり引退するなど、30頭の布陣でやや縮小傾向にある。それだけに前年から値上げされたのはマンハッタンカフェ(250→600万円)、ネオユニヴァース(400→500万円)、ゼンノロブロイ(300→3350万円)の3頭だけで、逆に値下げは12頭。馬産地の経済情勢も考えながらの種付け料設定になっている。

 注目はまだその活躍がはっきりと記憶に残されている新種牡馬のカンパニー(9歳、父ミラクルアドマイヤ)だ。カンパニーの祖母クラフティワイフの産駒はJRAで通算54勝を挙げ14億円の収得賞金。母ブリリアントベリーの産駒もすでにJRA通算38勝でこちらも収得賞金14億円突破しており、地味ながら確実に稼ぎ続けるのがこの母系の最大のセールスポイント。会場を訪れた音無師も、8歳秋になってG?を連覇した同馬の成長力と丈夫さを生産者にアピールしていた。

 不況の時代だけに馬主も高額馬で一発勝負に出るよりは、確実に長く稼ぎ続ける丈夫な馬を求めるようになってきた。同SSにとっては極めて異例なB級血統馬の種牡馬入りだが、すでに余勢が80頭も集まる上々の滑り出しで、同SSの屋台骨の1頭となっていきそうだ。

2010年02月19日