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時代の風に乗るアジュディミツオー

 先週のフェブラリーSはリーチザクラウン、レッドスパーダ、ローレルゲレイロ、スーパーホーネットら芝で輝かしい実績を残している馬が挑戦して話題になった。いずれも馬体、血統、走法からダート適性が高いと考えられ、ある程度の人気に推されたが、結果はエスポールシチーが圧勝。2、3着もテスタマッタ、サクセスブロッケンとダート組の完勝に終わった。芝とダートは完全に別物だという認識が強くなったはずだ。

 この結果は馬産地にも大きな影響を及ぼしそうだ。ダートで実績を残して種牡馬入りした馬は、交配牝馬が集まらずに不遇の種牡馬生活を送るケースがほとんどだった。ファン以上に馬主は?ダート馬?を格下のイメージで見ていたため、市場の評価が低かったからだ。だがこれだけはっきりとダート路線馬の力を見せつけたことで、ダート血統馬の経済価値が強くアピールされた。芝馬ほどは華やかな舞台が少なくても、故障が少なく長く走り続け、地方を含めて賞金獲得のチャンスが幅広い。不況下でリスク軽減が求められている今の時代にピッタリとマッチしている。

 その追い風に乗って今春から新ひだか・アロースタッドで種牡馬入りするのが地方出身のアジュディミツオーだ。これまで地方競馬の実績だけの評価で種牡馬入りし成功したのはワカオライデン、フェートメーカー程度。05、06年のNAR年度代表馬に輝きG?・5勝を挙げたアジュディミツオーだが、JRAでは武蔵野S4着の成績があるだけで、全国的な知名度が低いことが交配牝馬集めの不安材料だった。

 だがダート血統が見直され、種付け料も手ごろな70万円。断然のダートチャンピオンサイアーである父アジュディケーティングが23歳の高齢となったことも強調材料で、新種牡馬のエース的な存在になりそうだ。

2010年02月26日