1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

真価を発揮ビッグバン

 7日の弥生賞で馬産地の注目を集めているのが、ホッカイドウ競馬出身のビッグバンだ。ブリーダーズGJ、サンライズC、北海道2歳優駿(交流G?)と、圧倒的な強さで重賞3連勝を果たした。全日本2際優駿(交流G?)では1番人気に推されたものの、小回りコースに戸惑って7着敗退。JRA入り初戦となったヒヤシンスSも9着と惨敗してしまったが、まだ評価を下げることはできない。

 その最も大きな根拠が、ホッカイドウ競馬時代に管理していた角川秀樹師の「この世代ではもちろん、これまで扱ってきた馬の中で、ビッグバンはケタ違いの存在だった」という言葉だ。昨年はビッグバン以外にもブンブイチドウ(全日本2歳優駿2着)、ナンテカ(鎌倉記念、平和賞)、オノユウ(エーデルワイス賞)らを管理し、3年連続リーディングに輝き、NARグランプリでも殊勲調教師賞を獲得した名トレーナー。1歳秋の馴致から自ら手がけてきた師の、これだけの言葉は重みがある。

 芝はクローバー賞で5着に敗れて以来2度目だが「当時は暑さでカイ食いが悪く、474キロと最も馬体が減っている最悪の時期だった。馬体に実が入ってきたのはその直後からで、全く参考外のレースだと思っています」と元トレーナーに芝への苦手意識はない。ネオユニヴァース産駒はJRAで97勝(28日終了時点)を挙げているが、そのうち約3分の2の66勝は芝で挙げたもの。ロジユニヴァースが不良のダービーを制しているように、道悪もうまい。血統的には芝の道悪は最適と言える。

 過去にドクタースパートが皐月賞、アローキャリーが桜花賞を制したように、ホッカイドウ競馬の2歳戦のレベルは極めて高い。その中で“断トツ”の評価を受けていたビッグバンの真価が、弥生賞で発揮される。

2010年03月05日