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ダービーでは主役にトゥザグローリー

 弥生賞は社台ファームの牡馬一番馬ヴィクトワールピサが圧倒的な強さを見せて4連勝を飾った。ノーザンファーム随一の良血馬ルーラーシップもアルメリア賞で大きな不利を克服して快勝。今週のスプリングSには2歳王者のローズキングダムが登場して、牡馬クラシック路線の主役はこの3頭に絞られてきた印象だ。

 だが、ダービーに向けていよいよ真打ちが始動を開始した。14日の阪神・新馬戦(芝1600m)で圧巻のデビューを果たしたノーザンファームの一番馬トゥザグローリー(牡、父キングカメハメハ母トゥザヴィクトリー=栗東・池江郎)だ。542キロの馬体をまだ持て余している印象だったが、ゴール前の脚は迫力満点。昨年4月の産地馬体検査時にも、雄大な馬体は他馬を圧倒しており、ノーザンファームの秋田博章場長は「立派過ぎる馬体なので仕上げが難しいだろうが、とんでもない素質を有しているのは確か」。育成担当者も「ケタ違いのパワー」とその才能を評価していた。

 全姉ディナシー(牝4歳=繁殖牝馬)がセレクトセールで6億円という牝馬世界最高価格で取引されたのは、ドバイワールドカップで2着という牝馬史上最高成績を残したトゥザヴィクトリーの繁殖牝馬としての価値が世界的に認められたからこそ。血統面はエアグルーヴ産駒のルーラーシップと互角と言える。トゥザヴィクトリーが5歳時に初G?となるエリザベス女王杯を制した時に、鼻差退けたのが当時3歳だったローズキングダムの母ローズバドという因縁もある。

 来春で引退する池江泰郎師が最後のダービー制覇を目指して、こん身の仕上げを施してくるはず。ダービーでは3強の争いにトゥザグローリーが加わってくるはずだ。

2010年03月19日