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ディープ産駒が衝撃のスタート

 「これはとんでもない種牡馬なのかもしれない」。ディープインパクト産駒のデビューは、馬産地でも競馬ファン同様の盛り上がりを見せている。まだ2歳新馬戦がスタートして2週間だが、産駒3頭がデビューして2勝3着1回という素晴らしいスタートダッシュを決めた衝撃は大きい。

 先陣を切ったシュプリームギフト(牝、母スーヴェニアギフト=栗東・池江郎、阪神芝1600m・3着)は子供っぽさを見せて直線伸び切れなかったものの、3角からスーッと上がって行った脚は父を彷彿(ほうふつ)させるもので、高い素質を感じさせた。

 サイレントソニック(牝、母ムーンライトガーデンズ=美浦・国枝、福島芝1200m・1着)は父が見せたことがなかった鮮やかな逃げ切り勝ち。ヒラボクインパクト(牡、母ドリームカムカム=美浦・国枝、福島芝1800m・1着)は?番枠を引いたが、後方待機から外に持ち出し徐々に進出しての差し切り勝ちを見せた。

 ディープインパクト自身は2000m以上のレースしか経験がなく、長距離戦での圧倒的な強さからも馬産地では「本質的にはステイヤー」と見られていた。また馬体は小柄だったのにデビューが2歳12月になったように、仕上がり面でもそれほど早いタイプではなかった。それだけに早い時期の2歳戦からいきなりの大ブレークは予想外の出来事と言える。

 これまで2歳新種牡馬の勝ち鞍は94年サンデーサイレンスの30勝が最高記録だが、この時の出走頭数は32頭(勝ち馬20頭)と少なかった。初年度産駒が147頭もいるディープインパクトは、少なくとも50頭以上が2歳戦からデビューすることが予想されている。偉大な父の記録をいきなり塗り替えてしまうかもしれない。

2010年07月02日