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セレクションセール当歳市場は見直しも

 7月20、21日に新ひだか町・北海道市場で開催されたセレクションセールは、1歳と当歳で対照的な結果となった。

 20日の1歳市場は前週のセレクトセールと同様、目立った高額馬は登場しなかったものの、売却率は57・6%で前年を2・8ポイント上回るまずまずの成績。最高価格馬(ホクトペンダント09)が2700万円というのは、セレクションセールとしてはやや寂しい価格だったが、それでも平均価格は1087万円で、前年から約70万円アップしたのだから、全般的に高額で売れていた証拠。新規馬主も多く見られ、活気に満ちたセールとなった。

 ところが21日の当歳市場は、81頭の上場で売却はわずか23頭。牝馬に至っては3頭しか売却されなかった。売却率の22・5%は史上最悪だった昨年の23・5%をさらに1ポイント下回る結果。最高価格は「サンターナズソング10」の2210万円。平均価格も941万円と大幅に下落し、最高価格、平均価格ともに1歳市場よりも低くなってしまった。

 本来であれば当歳市場は、高素質馬が青田買いされるセールで、売却率は低くても高額馬の取引が中心になるはず。それが1歳市場より低い価格では…。スタートから15頭連続で主取。1時間が経過した25頭上場時点で売却が630万円の1頭という惨状に、会場からはため息がもれていた。

 セレクトセールでは当歳でも67・8%の売却率を記録した。吉田照哉・日本競走馬協会副会長が「日本には良質馬を当歳のうちに買っておきたいという文化がある。来年以降も当歳セールを一定規模で続けていくことになるでしょう」と語っていた矢先だが、社台グループの生産馬がいない北海道市場での当歳セールは、廃止を含めた大きな見直しが迫られる結果となった。

2010年07月23日