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晩成血統ハーツクライが予想外の好発進!

 1日の小倉・新馬戦(芝1800m)は、来春のクラシックを狙う素質馬がそろった。その登竜門のレースは1着ウインバリアシオン(牡、父ハーツクライ)、2着タガノエベンヌ(牝、父ハーツクライ)、3着アスールアラテラ(牡、父ディープインパクト)と、すべて期待の新種牡馬産駒で占められた。

 母に良血牝馬を多く持つディープインパクト産駒がスタートダッシュを決めるのは、ある程度予想されていた。しかしハーツクライ産駒が早くも2勝目を挙げるなど、この時期から大活躍をしているのは、やや予想外のことだった。

 ハーツクライの母系は典型的な奥手血統として知られている。母アイリッシユダンスは初勝利が4歳夏。そこから破竹の快進撃でオープン入りを果たし、5歳になってから新潟大賞典、新潟記念を制覇した。その兄弟のバトルタイクーン、スピードアイリス、ブラザータイクーンもみんな奥手。ハーツクライの兄姉アグネスシラヌイ、エメラルドアイルも本格化したのは4?6歳からだった。

 ハーツクライ自身も3歳デビューで、ダービー2着の成績はあるが、本当の強さを見せたのは4歳秋からだった。それだけに産駒も「3歳になってからボチボチ勝ち上がり、古馬になって大成する馬が多いはず」(社台ファーム・吉田照哉代表)と考えられていた。

 種牡馬同期にディープインパクトがいるため、社台グループの良血牝馬の多くはそちらに回ってしまうという不利もあったはず。そのなかで結果を残し、セレクトセール当歳でも「モテックの2010」(牡)が7000万円で取引されるなど、馬産地での評価も急上昇中。有馬記念でのアップセットのように、種牡馬レースでも大本命ディープインパクトを追い詰めていきそうだ。

2010年08月06日